Fucking A. I don’t need no smart wife-killing banker
to tell me where the bears shit in the buckwheat.
(もちろんだ。女房殺しの銀行屋にそんなことを教えてもらう
必要はない。)
[映画「ショーシャンクの空に」より]
fucking A
(そのとおり、もちろんだ、すげえ、くそったれ)
fucking
・(taboo, slang)
a swear word that many people find offensive that is used to emphasize
a comment or an angry statement
[Oxford Advanced Learner’s Dictionary]
“fucking”は、強意的に「すごく、べらぼうに」という意味で用いたり、
怒り・苛立ちなどを表して強意的に「ひどい、くそいまいましい」
という意味で用いたりするののしり言葉です。
そして、“fucking A”という表現の“A”には、
「最上級のもの、最高級のもの」という意味があります。
また、“absolutely”や“asshole”などを指すとも言われていますね。
そこで、“fucking A”と言うと、
「そのとおり」「同感!」「もちろんだ」「すげえ!」「最高!」「くそったれ」
などという意味になります。
ただ、この“fucking A”という表現は、かなり下品な言い方になるので、
人前ではあまり用いない方がよいでしょう。
Fucking A. (もちろんだ。)
この“fucking A”という表現は、
映画「ショーシャンクの空に」のセリフで用いられています。
RedやAndyたちが、ナンバープレート工場の屋上の塗装をしている場面。
お兄さんの遺産を全額奥さんに贈与すれば非課税になるという話を
Andyから聞いた看守のHadleyは、その話を信じられず、
Andyが自分のことを嵌めようとしているのではないかと疑っているので、
Andyは、それは間違いなく合法だし、そんなことはもちろん
Hadleyがもう自分で調べて知っているだろうと下手に出て言うと、
Hadleyは、
“Fucking A. I don’t need no smart wife-killing banker
to tell me where the bears shit in the buckwheat.”
「もちろんだ。女房殺しの銀行屋にそんなことを教えてもらう
必要はない。」
と言っていますね。
ここで、“where the bears shit in the buckwheat.”という表現は、
“Does a bear shit in the woods?”という慣用句が元になっている
と思われます。
それは、「熊が森で糞をするか?」という質問の答えは分かりきったことなので、
「当たり前だろ」「分かりきったことだろうが」などという意味になります。
この慣用句を元に、Hadleyは、「そば粉の中のどこに熊が糞をしたのかを
女房殺しの銀行屋に教えてもらう必要があるほど、俺は間抜けじゃねえ」
ということを言っているわけですね。
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