That’s rich, ain’t it? (ばかげてるじゃないか。)
[映画「ショーシャンクの空に」より]
That’s rich.
(それは面白い;それはばかげている、よく言うよ)
“rich”には、「裕福な、金持ちの」という意味のほかに、
「面白い、おかしい」「適切でない、ばかげた」などという意味もあります。
rich
・(informal) used to say that a criticism somebody makes is
surprising and not reasonable, because they have the same fault
[Oxford Advanced Learner’s Dictionary]
・(informal)(of a remark) causing ironic amusement or indignation.
[Concise Oxford Dictionary]
ですから、“That’s rich.”と言うと、
そのまま「それは面白い」という意味合いになる場合もありますし、
また、反語的に「それはばかげている」「よく言うよ」などという
意味合いになる場合もあります。
また、“That’s rich coming from you.”と言うと、
「あんたにはそんなこと言われたくない」「自分のことを棚に上げてよく言うよ」
などという意味になります。
相手にあることで批判されたけれど、その内容が言っている本人にも当てはまる
というような場合に用いられる表現ですね。
この“from”の後は、“you”ではなく、
“him”や“her”などと言い換えることもできます。
That’s rich, ain’t it? (ばかげてるじゃないか。)
この“That’s rich.”という表現は、
映画「ショーシャンクの空に」のセリフで用いられています。
RedやAndyたちが、ナンバープレート工場の屋上の塗装をしている場面。
Andyが看守のHadleyに、非課税贈与の書類を作成する代わりに、
“coworkers”(仕事仲間たち)にビールを3本ずつお願いしたい
と言っているのを聞いた看守のTroutが、笑いながら、
“That’s rich, ain’t it?” 「ばかげてるじゃないか。」
と言っていますね。
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