That tall drink of water with a silver spoon up his ass.
(あの背の高い、銀のスプーンをケツにくわえた奴だ。)
[映画「ショーシャンクの空に」より]

a silver spoon (銀のさじ;富、(相続)財産)

be born with a silver spoon in one’s mouth

・(saying) having rich parents
[Oxford Advanced Learner’s Dictionary]

・be born into a wealthy family of high social standing.
[Concise Oxford Dictionary]

この“a silver spoon”(銀のさじ)は、
「富、(相続)財産」を意味する富裕の象徴になっています。

be born with a silver spoon in one’s mouth”と言うと、
「銀のスプーンを口にくわえて生まれる」というところから、
裕福な家に生まれる」「金持ちの家に生まれる」という意味になります。

欧米では、赤ん坊が生まれると、洗礼式の日に、
名付け親がスプーンを贈るという習慣があって、
普通の家では、木のスプーンを贈りますが、
裕福な家では銀のスプーンを贈ったそうです。

そこから、「銀のスプーンを口にくわえて生まれた」=「裕福な家に生まれた」
という意味になったようです。

with a silver spoon up his ass
(銀のスプーンをケツにくわえた)

この“a silver spoon”という表現は、
映画「ショーシャンクの空に」のセリフで用いられています。

新入りの囚人たちの中で、今夜誰が最初に泣き出すか
という賭けをしている場面で、

“What do you say, Red?” 「お前はどうする、レッド?」


と、Skeetに尋ねられたRedが、

“That tall drink of water with a silver spoon up his ass.”
「あの背の高い、銀のスプーンをケツにくわえた奴だ。」


と言っていますね。

ここで、本来ならば、“with a silver spoon in his mouth”と言うところを、
刑務所内の会話ということで、下品に、“with a silver spoon up his ass
と言い換えられていますね。

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