It’s as good a thing to bet on as any.
(それはどれにも劣らず良い賭けの対象だ。)
[映画「ショーシャンクの空に」より]
as ~ as any …
(どの・・・と比べても同じくらい、どれにも劣らず)
“as ~ as any …”という表現は、
「どの・・・と比べても同じくらい~」「どれにも劣らず~」
という意味になります。
ここで分かりやすく、例を挙げてみますと、
“He is as tall as any student in his class.”
という英文があったとします。
これを日本語訳すると、
「彼は、クラスのどの生徒と比べても同じくらい背が高い」
という意味になりますね。
これは一体どういうことを言っているのかというと、
「クラスの中で、彼が一番背が高い」という場合は、もちろんのこと、
それだけではなく、
「彼はクラスの中で一番身長が高いけれど、彼と同じ身長の人がいる」
という場合にも、上記の表現を用いることができるんですね。
つまり、
He ≧ any student in his class
「彼は、クラスのどの生徒と比べても同じ背の高さか、
あるいは、どの生徒よりも背が高い」
↓
「彼はクラスの誰にも劣らず背が高い」
ということを言っているわけです。
It’s as good a thing to bet on as any.
この“as ~ as any”という表現は、
映画「ショーシャンクの空に」のセリフで用いられています。
新入りの囚人たちが刑務所で最初の夜を迎えようとしているときに、
「この最初の夜が一番つらい」と、Redが語っている場面で、
Redが、
“It’s as good a thing to bet on as any.”
「それはどれにも劣らず良い賭けの対象だ。」
と言っていますね。
新入りの囚人の中で、誰が最初に泣き出すかという賭けのことを
言っているわけですね。
また、ここでは、原級を用いた比較となっているので、
<as + 形容詞 + a/an +名詞>という語順になっています。
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