What to do when the Nina, the Pinta,
and the Get-Me-The-Hell-Outta-Here hit Miami.
(ニーニャ号、ピンタ号、それと“早く私をここから
連れ出して号”がマイアミに着いた後にすべきことだ。)
[The West Wing(ザ・ホワイトハウス)#101 より]
get out of ~ (~から出る;~から降りる;~を逃れる)
get out of something
・to leave or go out of a place
・to avoid a responsibility or duty
・to stop having a particular habit
[Oxford Advanced Learner’s Dictionary]
・contrive to avoid or escape.
[Concise Oxford Dictionary]
“get out of ~”という表現には、
「(場所)から出る、逃げる」
「(車など)から降りる」
「(~の範囲)の外側へ行く」
「(責任・義務など)を逃れる、避ける」
「(悪習など)をやめる、捨てる」
「(取引・商売など)から手を引く、撤退する」
などという意味があります。
そして、“get the hell out of ~”というように、
いわゆる“swearword”(ののりし言葉)である
“the hell”という語句を付け加えると、
その意味が「急いで」「素早く」というふうに強調されて、
「(ある場所)から急いで出る、素早く立ち去る」
などという意味になります。
get the hell out (of …)
・(informal) to leave a place very quickly
[Oxford Advanced Learner’s Dictionary]
さらに、“get somebody out of ~”とすると、
「(人)を~から連れ出す」という意味になりますね。
関連記事
・Get out of my face. の意味は?
… the Get-Me-The-Hell-Outta-Here …
(・・・早く私をここから連れ出して号・・・)
この“get out of ~”という表現は、
海外ドラマ「The West Wing(ザ・ホワイトハウス)#101」
のセリフで用いられています。
Leoのオフィスで、スタッフがミーティングをする場面
他のスタッフたちが、キューバ人の乗っている船の
ナビゲーションシステムがどれくらいの性能があるか
などと話し合っているのを聞いて、
“Oh, for God’s sake. Forget about the journey. Okay?
The voyage is not our problem.”
「あ~、頼むから。旅程のことは忘れろ。いいか?
航海そのものは、我々の問題ではないんだ。」
と言うTobyに、C.J.が、
“What’s our problem?” 「我々の問題って何なの?」
と尋ねると、Tobyが、
“What to do when the Nina, the Pinta,
and the Get-Me-The-Hell-Outta-Here hit Miami.”
「ニーニャ号、ピンタ号、それと“早く私をここから
連れ出して号”がマイアミに着いた後にすべきことだ。」
と返答していますね。
“Nina”(ニーニャ号)と“Pinta”(ピンタ号)というのは、
1492年にColumbusがアメリカへの第1次航海で率いた
3隻の船のうちの2隻のことを言っているんですね。
“Santa Maria”(サンタマリア号)が旗艦となり、
“Nina”(ニーニャ号)と“Pinta”(ピンタ号)を率いたわけです。
これはToby流のユーモアなんでしょうけれど、Columbusの
航海についての知識がないとその面白さが理解できませんよね。
誰にでも分かるユーモアじゃないところが、Tobyらしいですね^^
(それとも、アメリカ人にとっては、このことは常識なのかな?)
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